2019年5月11日土曜日

What is PARKINSON'S DISEASE?



Parkinson's becomes more common with increasing age
Parkinson's disease is by no means rare; today there are approximately 150,000 patients in Japan. Symptoms usually appear around the age of 50, with the number of patients increasing as people get older. Celebrities with Parkinson's disease include the former world boxing champion Mohammed Ali, Hollywood star Michael J. Fox, Japanese TV personality Rokusuke Ei, and the late artist Taro Okamoto.
Parkinson's disease can also appear before age 40, in which case it is called young-onset Parkinson's disease.

Symptoms similar to those of Parkinson's disease

Some people may experience symptoms that closely resemble those of Parkinson's disease. These may be caused by other brain diseases that exhibit Parkinson's-like symptoms or as a side effect of medication. The termed used to describe such symptoms is “Parkinsonism.”

Parkinson's disease patients are eligible for a public subsidy in Japan

The Japanese Ministry of Health, Labour and Welfare (MHLW) includes Parkinson's disease In the Specified Disease Treatment Research Program, which makes Parkinson's patients eligible for medical care subsid from the national and prefectural governments. There have been big advances in the treatment of the disease, and it is now possible for patients to lead a normal life for a long time. The public subsidy enables patients to undergo long-term treatment without worry.

2019年4月11日木曜日

パーキンソン病の効果的な予防法


パーキンソン病の原因はまだハッキリとしていない為、現状では確実な予防法は存在しません。しかし、以下に紹介する方法は、病状の悪化やパーキンソン病と関係がある脳内物質の減少を防ぐ事につながると考えられています。

1.運動する

  手の震えや姿勢反射など、思うように体を動かせないという運動症状が現れる為、患者本人が外に出るのを嫌がるようになりがちですが、病状を悪化させない為には、適度に運動をする事が大切です。そうすることで、筋力の低下を防げるだけでなく、ドーパミンの増加にもつながります。

2.ドーパミンを増やす
  
  ドーパミンの分泌との関係性が指摘されているパーキンソン病。日常生活の中で意図的にドーパミンを増やす事は、パーキンソン病患者の生活の質を向上させる事にもつながります。

  A. 好きな事や得意な事をする

    幸福感を得られ、やる気を高める役割を果たすドーパミンは、好きな事や得意な事をする事で分泌が増えると言われます。また、何かを達成した時の報酬により、ドーパミンの分泌が活性化されるとも言われています。達成できそうな目標を立てて、達成するたびにご褒美を得られるような設定にするとよいでしょう。また、趣味などの好きな事を楽しみながら、沢山笑うと言う事もお勧め致します。

  B. 『チロシン』を含む食品を摂取する

    タンパク質の一種である『チロシン』は、ドーパミンを始めとする神経伝達物質の原料とされる栄養素です。乳製品やアーモンド、大豆、鰹節などに豊富に含まれていて、ストレス緩和やうつの改善効果が期待できるとされています。


2019年3月26日火曜日

パーキンソン病の歴史


<パーキンソン病の歴史>

1817年にイングランドのジェームズ・パーキンソン氏により初めて報告された。ジェームズ氏は、現代でいうパーキンソン病の症状を呈した6の症例を振戦麻痺(shaking palsy)と言う名で紹介したが、記載した症状は寡動(かどう)・安静時振戦(あんせいじしんせん)・姿勢保持障害・前傾姿勢・小字症などで、筋強剛(きんきょうごう)については記載していない。

ジェームズ氏の報告は長い間評価されなかったが、1888年になってフランスのジャン・マルタン・シャルコーによって再評価された。シャルコー氏は筋強剛についても記載し、彼の提唱により本疾患は『パーキンソン病』と呼ばれるようになった。シャルコー氏が改名を提唱した理由は、本当の意味での麻痺は見られない為と、全ての患者に必ずしも振戦が見られるわけではない為であった。

パーキンソン病の病理に関しては、1913年にフレデリック・レビーが神経細胞内の封入体(レビー小体)を初めて記載、またロシアの神経病理学者コンスタンティン・トレティアコフは1919年、パーキンソン病の責任病変が中脳の黒質にあると発表した。

パーキンソン病の治療は19世紀末までにべラドンアルカロイドが効果のある事が分かり、20世紀に入ってスコポラミンによる治療が、1949年にはトリヘキシフェニジルの治療報告が行われている。L-ドパ(レボドパ)は1913年には既に精製単離されていたが、1950年代後半から脳内、特に線条体でのドパミンの存在と、その低下がパーキンソン病で見られる事が報告されると、1960年代にレボドパと使った実験・試験が始まり、その効果が明らかになった。

1987年にスウェーデンのルンド大学のオーレ・リンドヴァールたちが、中絶胎児からとった中脳の一部の細胞を、パーキンソン病患者の線条体へ移植する臨床研究を行った。彼らは細胞移植によりパーキンソン病の脳機能の回復が起こったと報告している。数体の中絶された胎児から細胞を採取する必要がある為、その理論的な問題性と中絶された胎児を数体同時に入手するのが困難な為、治療法としては確立していない。しかし、近年進められているiPS細胞の開発が細胞の確保を可能にしつつある。



パーキンソン病ケアプログラム

2019年3月19日火曜日

パーキンソン病とは?


パーキンソン病(Parkinson's Disease)は、手の震え・動作や歩行の困難など、運動障害を示す進行性の神経変性疾患である。進行すると自力歩行も困難となり、車いす生活を余儀なくされたり寝たきりの生活になる場合がある。40歳以上の中高年の発症が多く、特に65歳以上の割合が高い。

錐体外路症状(すいたいがいろしょうじょう)を呈し、アルツハイマー病と並んで頻度の高い神経変性疾患と考えられている。日本を含む多くの国や地域では難病(特定疾患)に指定されている。本症以外の変性疾患などによりパーキンソン病症状が見られるものをパーキンソン症候群と呼ぶ。

パーキンソン病ケアプログラム


2019年3月7日木曜日

患者数・患者調査・疫学


パーキンソン病は、10代~80代まで幅広く発症するが、中年以降の発症例が多く、高齢になるほど発症率及び有病率は増加する。20代の発症は稀である。40代以下で発症した場合を若年性パーキンソン病と呼ぶが、症状事態に大差はない。日本における有病率は10万人当たり100~150人と言われる。欧米では10万人当たり300人と見積もられている。

明らかな人種さや地域差があるかは不明であるが、白人と比べてアフリカ系アメリカ人の発症率は4分の一程度、アジア人の場合は三分の一程度とする資料もある。日本での有病率は増加傾向にあり、

1.高齢化に伴うパーキンソン病そのものの増加
2.診断率の向上
3.治療の進歩による患者の寿命の延長による

と言う説がある。一方、年齢調整後の発症率・有病率は依然とほぼ変化がないとする報告もある。性差については、アメリカでの研究やオランダからの報告などにより、欧米では男性が多いとされている。しかしながら、日本ではどの調査でも女性が多いとの報告がなされており、この違いの理由はいまだに解明されていない。

厚生労働省の2012年の患者調査では、パーキンソン病患者数は12万人となっている。また厚生労働省特定疾患医療受給件数の統計によれば、2011年度の受給件数は116,536件であり、全特定疾患中、腫瘍性大腸炎に次いで多い。

なお、2003年10月よりパーキンソン病関連疾患として本疾患に進行性核上性麻痺と大脳皮質基底核変性症を合わせたものになった為、現在では本疾患の正確な人数を反映する数値ではなくなっている。また特定疾患受給の要件として、ホーン・ヤールのスケールのステージ3以上が目安となっている為、実際の患者数はより多いものと予想される。


パーキンソン病ケアプログラム

2019年2月13日水曜日

ドパミン補充療法 ~パーキンソン病治療~


1960年代のレボドバ(L-ドバ)治療投与治療法の開始以来、運動症状を改善させる種々の薬物が開発・発見され、パーキンソン病は神経変性疾患の中では唯一効果的な治療の選択肢が多い疾患である。また、早期パーキンソン病と運動合併症の現れる進行期でも治療法は異なっている。

抗パーキンソン病薬には副作用があり、例えばレボドパは、長期服用によって運動合併症を引き起こす可能性がある。また多くの抗パーキンソン病薬治療下で、悪性症候群が起こりうる。幻覚や妄想の出現も主な合併症の一つである。


『レボドパ』
ドパミンの前駆物質であるドパ(レボドパ)を投与する。ドパミンを直接投与しないのは、ドパミンが血液脳関門を通過できない為である。ドパミン脱炭酸酵素阻害薬である『カルビドパ』または、『ベンセラジド』との合剤を用いる事が多い。

1960年代に臨床応用されて以来、薬物治療のゴールデンスタンダードであり、主に運動症状に対して極めて有効に働く。振戦の改善はその他の抗パーキンソン病薬に比べるとマイルドである。十分な薬の量の投与で、運動機能が長期間良好に維持され、クオリティー・オブ・ライフの大幅な改善や、生存期間の延長につながる。

日本ではレボドパ対する重量比で10%の『カルビドパ』が配合されたL-DOPA/カルビドパとして、『メネシット』や『ネオドパストン』とレボドパに対する重量比25%の『ベンセラジド』が配合されたL-DOPA/ベンセラジドとしてイーシードパールやマドパー、ネオドパゾールが知られており、L-DOPA/DCIと総称される。さらにL-DOPA/カルビドパ/エンタカポンとしてスタレボが知られている。

L-DOPA/DCIは、中枢刺激回数を出来るだけ均一にする意味において150㎎分3で開始する事が多く、維持量は300㎎分3から600㎎分3程度になる事が多い。導入時には患者が吐き気、眠気、体のだるさを訴える事がある。一般的にベンセラジド製剤の方がDCIの含有が多い為血中濃度のピークが上昇しやすく、導入時の副作用出現率がやや高い。しかし一日量300㎎程度の低用量ではベンセラジド製剤の方がカルビドパ製剤よりも優れた臨床効果を示す事がある。

発症早期のパーキンソン病において、レボドパは『ドパミンアゴニスト』(ドパミン受容体刺激薬)やモンアミン酸化酵素阻害薬(MAO阻害薬)と遜色がない効果を示す。長期にわたる服用により日内変動、オン・オフ現象(突然薬の効果が切れ体が動かなくなる)やウェアリング・オフ現象(内服直後や時間が経った時に突然薬の効果が切れる)、ジスキネジアといった副作用が表れる。

レボドパやドパミン受容体刺激薬を投与すると気持ち悪くなったり、吐き気がしたりする副作用が出る事が多いが、これに対する治療の制吐剤には、パーキンソニズムを悪化させるものが多い。従って、『メトクロプラミド』はこの用途には用いず、『ドンペリドン』を用いるのが一般的である。


パーキンソン病ケアプログラム


2019年1月22日火曜日

ドパミンアゴニスト療法 ~パーキンソン病治療法~


ドパミンアゴニストは、ドパミン受容体刺激薬とも呼ばれる。

麦角系として、

1.『カベルゴリン』(商品名:カバサール)
2.『ぺルゴリド』(商品名:ぺルマックス)
3.『ブロモクリプチン』(商品名:パーロデル)

非麦角系として、

1.『プラミペキソール』(商品名:ビ・シフロール)
2.『ロピニロール』(商品名:レキップ)
3.『タリペキソール』(商品名:ドミン)

レボドパ製剤と比較して、ウェアリング・オフやジスキネジアなどの副作用を起こしにくい事から、認知症を伴わない70歳代未満の患者については、レボドパではなく、ドパミンアゴニストを第一の治療法として選択する事が推奨されている。幻覚などの精神症状が強く出る可能性が高い為、認知障害のある患者には投与を避ける。

また、麦角系ドパミンアゴニストでは重い副作用(心臓弁膜症や間質性肺炎など)を引き起こす事が分かり、新たに投与を開始する場合はまず非麦角系薬を選択し、治療効果が不十分であったり忍容性に問題がある時にのみ、麦角系薬を使用する事になっている。(この場合には投与開始前及び開始後、定期的に心臓音波検査を始めとするフォローが必要になる)ただし、麦角系薬にも、突発性睡眠などの副作用がある。また急に内服を中止すると、悪性症候群などの重い副作用を引き起こす事がある。


パーキンソン病ケアプログラム